「映画館の動員数を増やすためにこれでもかと押し売り広告を繰り返すハリウッド大作とは違い、ポケモンGOは大々的な広告を打たなかった。宣伝が必要なかったからだ」(Forbes, Jayson DeMers , CONTRIBUTOR)
ポケモンGO、「一大集客ツール」に化ける可能性
出典:ロイター
ForbesにはポケモンGOのマーケティング記事が出ているので引用。
「ポケモンGO」に学ぶ、7つのマーケティングの秘訣
(オリジナルの英語版はこちら)
Jayson氏によれば、次の7つがポケモンのマーケティングの成功の秘訣。
1.ブランド力があればなんだって売れる
(20年にわたり積み上げられてきた実績のあるポケモンブランド)
2.タイミングは非常に重要
(子供が夏休みに入る直前)
3.今の時代、口コミがすべて
(街中で人々が同じモバイルゲームを楽しんでいる様子を目の当たりにする)
4.アイデンティティーから生まれる忠誠心
(ユーザーに帰属意識や忠誠心を生み出すアイデンティティーの要素が中毒性を生む)
5.大規模広告は必要なし
(大事なのは、人々を「つなぐ」戦略)
6.続けたくなる仕組みづくり
(プレーし続けることで絶対に得られる報酬が必要)
7.ゆるやかな学習曲線で新規ユーザーに優しく
(正式なチュートリアルや説明がないのにもかかわらず、ゲームの基本的な手順を覚えるのはいたって簡単)
4について、少し詳細な説明。1996年のリリースからちょうど20年たを経て、子供の頃にポケモンで遊んだ米国の20代がノスタルジアを感じつつプレイできる。もちろん、AR, MMORPGといった流行るゲーム要素もあるけれど、なんてったってなつかしのピカチュウ〜、っていうことなんでしょう。Nianticの宣伝ビデオがそんな雰囲気を醸し出している。